NTT(研究所)

NTTは研究者のみを採用しており毎年60〜70人程度入社する。平均年収は875万円とそれなりに高い。基本給はNTT全体で統一されているがNTTでは特許を書く人が多いため特許料をもらう人も多いらしい。中には年に数百万円単位で稼いでいる人もいるとか・・・・。採用される人は生粋の研究肌で積極的に研究して論文を書いて行きたいという人が向いている。また研究所らしくドクターの取得も推奨されているらしく、将来は大学に戻って教授になるか、NTTコミュ、東西などの子会社に出向いて経営側に回るかと様々なキャリアパスが用意されている。しかしマネッジメントがしたい場合でもまず行う事は研究である。

採用プロセス

推薦のジョブマッチング形式で行われる。3月の中旬位から研究所見学に行き、その何日か後にジョブマッチングを行うのが一般的。NTTのような半官半民のところでこのような早期採用を行うとは意外である。他が4月より早めに採用活動を始めているので、それを見計らってこれ位ならもう採用活動してもいいかなって頃にはじめるんだとリクルーターの人は言っていた。ジョブマッチングの内容は基本的に研究内容を深く突っ込む感じであり、研究できない人は落とされる。

合格への急所

研究ができるかが重要

何より研究者としての資質がここでは見られているような気がする。これは普段の学業の中で培われるものなので急に対処しようとしても対処しようがない。ただリクルーターの人が面接練習などを行ってくれる場合もあり割と手取り足取り世話を焼いてくれる。補足だがリクルーターはその大学の応援団とでも思えばよい。合否を決定する権利はないけれども合否の基準などを教えてくれる。リクルーターも自分の大学の人が入ってくれるとうれしいという事である。

難易度・結果

私の周りでは5人が受験して全員が落ちた。研究所の中でも人気があるとされるNTTのサイバー研(次世代アプリケーションの開発などをしていて見た目が派手)というところを受けていた人が多かったのが敗因とも思われる。またNTT研究所はジョブマッチング形式で誰でも受けることができるためそこまで熱が入った人がいなかったのかもしれない。毎年阪大からは5〜6人程度行っている模様。私は受けなかった。