NEC

パソコンと携帯電話で知られるがほとんどの収益は実はソリューション営業で上げている会社、すなわちIBMや富士通と同じような路線。通信のネットワークアプリケーションなどには強く携帯会社の多くはNECに依存しており、また最近はNTT東西とNGN(Next Generation Network)に注力しており収益化を急ぐ。最近は新しいことにチャレンジしないせいか業績がずるずると後退し、NECの2010年新卒採用数は前年の840人から大きく割り込み100人となった。ここまで採用数を減らしたのは1956年以来であるという。社風は穏やかでR&D志向が強い。社員は保守的で活気がないように感じた。基本的にNTTの下請け的な要素が強いと感じたが、これは自分からガンガン意見を言うよりは人の話を良く聞きそれを忠実に実行しなくてはならないため受動的、保守的でかつ人の話を良く聞ける人間がこの会社には向いているのだろう。安定志向の人も向いている気がする。平均年収は700万強で総合職だと40歳でおよそ900万円というのを聞いたことがある。これは他のメーカーに比べても低い水準である。

採用プロセス

2010年度の採用は、採用数がぐっと減少したためいつもとは方式が少し違うのかもしれないが取り合えず述べておく。NECはジョブマッチングという採用方式を取っており、学校推薦ではあるが自由の感覚で受けられる。うちの研究科(45人)では枠は1つだけであったが、受けたい人が私以外おらず、関東であるためか人気が全くなかった。毎年NECが第一志望ですという人も聞いたことがない。ただNECの技術力は高いのでそれなりに魅力がある事はあると思う。 ジョブマッチングを受けることをリクルーターに連絡をするとエントリーするためのパスワードがもらえ、エントリーシートをWebで提出し、テストセンターでテストを受ける。その後ジョブマッチングであるが、面接官2対学生1で面談、志望理由、自己PR、行きたい部署等基本的な事だけ聞かれてその後質疑応答というきわめてオーソドックスな面接であった。

合格への急所

テストセンターの結果、エントリーシートが鍵か?

基本的な事しか聞かれない面接だけではその人の能力などはそれほど測れないだろう。となると比重はテストセンターとエントリーシートという事になる。地道に努力してポイントを積み重ねて行く他ないだろう。またNECはそれほど人気がないため比較的難易度は低いと思われる。

陰気な社員

全体的に空気は暗かったのだが、基本的に皆穏和で優しそうな人であった。ただジョブマッチングの時に若手社員(といっても10年目くらい)と話す機会があったのだが、2人いた内の1人がかなり陰湿で引いた。(面接後の対談で)私「NGN上で走らせるサービスって結局考えられてないんじゃないですか?サービスを考える以前にインフラを整備している現状ってどうかと思います。何かサービス考えられているんですかね?」 陰気な社員「それを考えられないようではお前は落ちる!そういう人はうちにはいらない」・・・・はぁ?って思った。あのぉ、もう面接終わったんですけど、てかお前も何も意見持ってないだろデブとか思った。他にも「独創的な社員を求めていると言っていますけど業務内容的には実は保守的である事の方が求められるのではないですか?」と聞いたところ「あたりまえじゃん、あんなおっさん達が先進的なわけないだろゲヒヒ」とか返ってきた。お前は一体何様だ!!と心底思った。NECは終身雇用前提でできない社員も放って置くと聞くが、こんなんばっかりだとさすがに問題だと思った。

難易度・結果

100人になったとしてもさほどレベルは高くないようには感じた。まあ良くわからないが

私の軌跡

  • 3/19 エントリー、追加採用はしないみたいでここでエントリーしておかないとならず、後からでは受けられなくなる
  • 3/21 テストセンター受験(KDDIで受けたものを使いまわす、KDDIは落ちたがこっちは通った
  • 4/14 ジョブマッチング
  • 4/15 リクルーターの方と電話、辞退を申し出る。
  • 4/16 お祈りメール