大手企業に行く7つの理由
中小企業も確かに面白くてやりがいがありそうだが、大手はなんだかんだ優遇されているという事実を述べる。 中小を目指す前にまずは大手の利点を確認しよう。
給与が高い
言うまでもないが大手のほうが中小よりも給与が高いことが多い。やりたいこと重視で会社を選んでみたものの 実際入ってみたら全然やりたいことと違う仕事をさせられたというような事や、 やりたかったことだけど意外と地味で面白みがないと思うことも非常に多い。そんな時に給与が高いと 我慢できるが、給与が低いと我慢ならない。やりたくない仕事に対してサービス残業をさせられるときの 苦痛は相当なものだ。我慢料は多ければ多いほうがよい。
安定している
これも当たり前だが会社が安定していることは精神衛生面にとって良い、自分に自信がないならば なおさらである。日本の会社は法律上正社員を首にはできないので、新卒で入った者勝ちというものもある。 ひとまず日本経済衰退の中安定した職業につけるメリットは非常に大きい。当然離職率も低い。 終身雇用が崩壊して3年で3割がやめる時代とか言われているが、大手に入った人でやめる人はごく一部。 転職市場を活性化させるために人材会社が煽っているだけで結局大手は準終身雇用なのである。
見栄を張れる
就職活動人気企業ランキング、親が子供に就職してほしい企業ランキング、結婚したい人が勤めていて ほしい会社ランキング、転職したい企業ランキングなどさまざまなランキングが上がっているが、ランキング で上位に来るのは決まって大手上場企業(特にB to Cの企業)である。結局会社に入る前 も入った後も人気企業は変わらないのである。生活保護以下の年収で働いて家族を養っている人が多いのは結局 見栄が影響している。世間体さえ捨てれば楽に食ってはいけるのだがこの世間体というのが やっかいで重要な要素である。実に人間的である。見栄に忠実に就職活動するのは悪いことでは無い。
社会的信用度が高い
家を借りるためにローンを組む場合、大手だと信用があるためお金を貸してくれる可能性が高いが、 中小だとそうもいかない。賃貸マンションを借りる時だって大手だと大家さんは(逃げられる可能性が 低い、行儀がよいと思われるため)喜んで貸してくれるが中小だとそうもいかない。
人を育てる環境が整備
中小は即戦力を求めるので悠長に教育なんかやってられない。社会人としての基礎を学ぶためにも まずは大手に行くことをお勧めする。
福利厚生充実
給与には見えない良さが大企業にはある、それが福利厚生。近年補助が少なくなったと言ってもまだ 大手はある方だ。住宅補助、社食、社内販売等良いところはかなりある。ただしメーカーは渋い。 個人的に社食はありがたい、外で外食する手間が省けるし、毎日まずいほか弁を食う必要もない。
転職に有利
元大手という拍がつくために転職市場で有利に働く。無名企業から来た人と、有名企業から来た人では どちらが仕事ができそうかと考えた場合、大抵が後者である。これが人生は1社目で決まると 言われている所以である。また子会社にも転籍できる。