ソニー
液晶テレビ、パソコン、ビデオカメラなどのエレクトロニクス事業を軸に、映画、音楽、ゲーム、金融なども抱える世界的に有名な複合企業 日本での就職人気も高く、理系だと学部卒ではほとんど合格することはできない。毎日コミュニケーションズの調査では6年ぶりに理系の人気企業ランキング1位に返り咲いた。平均年収は約900万と他のメーカーに比べると高く、品川中心の勤務となり生活設計なども立てやすい。ただし近年はVaioの撤退、相次ぐリストラなどで就職人気は落ち気味となっている。社風は自由闊達で言い出しっぺがやる文化、受動的な人や安定を求める人には向かない企業といえる。2009年度新卒の採用数は全体で500人だったが2010年度新卒組はその半分になる模様。
合格への急所
エンジニアとの個別面談会に参加せよ
旧帝大レベルの学生には2月の末にエンジニアとの個別面談会というものが開かれる。エントリーシートの添削をしてくれるというものだがこれがかなり重要なポイントとなる。この時の面談で普通に面接をされるそうなのだが、ソニーのエンジニアは評価シートのようなものが配られており「積極的に採用したい」、「保留」、「ダメ」という3段階で評価がつけられる。評価が良かった人はかなりの確率で1次試験が免除される。
面接日程は早ければ早いほど合格率が高まる
ソニーは採用時に各部門が個別に欲しい人から採用していくようなプロセスを取っているため面接を受けるのは早ければ早いほど合格しやすい。また人気のある部門とそうでない部門によって難易度が異なってくる。とにかく早めに面接を受ける事を心がけよう。
プレゼンの練習を念入りに
ソニーの技術の2次は3人の面接官の前で研究内容のプレゼンテーションを行う。ホワイトボードがあるのでそれを使って5〜10分程度で研究について説明してくれと言われる。ソニーの技術者といえども専門的なことはわからないので如何にわかりやすく説明でき、如何に自分が研究に対して主体的に取り組んだのかをアピールできるかが肝だ、幸いどのような事を聞かれるのかについては採用ホームページに全て載っているので、それを見て後は何度も研究室か自宅で反復練習するしかない。普段から研究していた方が有利だがあまりしていない人は何とかごまかしていこう。なお2次面接では研究内容と希望部署を聞かれる程度で志望理由や学生時代頑張った事などは一切聞かれなかった。
難易度・結果
私が知る限り全員阪大理系院で14人中3人がエントリーシート落ち、4人が1次面接から、7人が2次面接(1次免除)からとなり 2次面接から受けた7人のうち5人が最終面接まで進みそのうち4人が合格した。いずれも1期の応募である。1次面接からの人は合格率が ぐっと下がってしまうので注意。4勝10敗 密かに落ちている人もいそうなので案外これよりも更に合格率は低いかもしれない。しかし全員が 本気で受けているわけではないので本気で挑めばそれなりに合格できる気はする。
私の軌跡
- 10/03 プレエントリー
- 12/17 ソニー独自イベント「FLEX CAREER DESIGN @ SONY 2010」参加 抽選とあったが友人全員が参加できた。
- 1/05 技術系職場見学会の誘いが来たが不参加
- 2/28 エンジニアとの個別面談会に参加
- 3/02 エントリーシート提出完了
- 3/23 Webテストを受ける必要があったが受ける前から電話がかかってきて1次免除2次面接が決定
- 3/24 Webテスト完了、正直微塵も考慮されない気がする。
- 4/01 2次の技術面接
- 4/04 2次面接通過の連絡、2日以内に連絡が来ないとまずいと今まで言われてきたそうだが3日目に連絡が来た
- 4/05 品川本社で最終面接