Webテストを制する者にのみ門戸が開かれる

一人が100社以上も企業に応募することが当たり前となった今、ただでさえ不景気で人事部の費用削減が騒がれる企業側にそれだけの人数を面接対応する余裕は全くない。そこで行われているのがWebテストによるフィルタリングである。これにより応募者の数が一気に3分の1、あるいはそれ以上に絞られるケースが多い。また、Webテスト(テストセンター,企業に出向いて受ける筆記試験等も含めWebテストとまとめることにする)の結果はそのまま面接にも影響していき、面接での評価が等しかったAさんとBさんのどちらを採用しようかと考えたときに、最終的にWebテストの結果が良いほうにしようという結論に至ることもままある。即ちWebテストを制することで面接の機会を獲得できるだけではなく、その後の面接後の選考を有利に進められるのである。

軽視されがちなWebテスト

ところが学生はこのWebテストを軽視しすぎている傾向がある。このWebテストの対策を怠ったままロジカルな面接術を学び、"私の強みは3つあります、一つ目は納豆のように粘り強いことです"(笑)とか言ってみたり、大して興味のない企業の会社見学会に面白そうだからと参加したりするのは無意味である。どれだけ企業研究、面接術を勉強しても面接までたどり着けなければ意味がないからである。この認識をしっかりとして、腰を据えてWebテスト対策に取り込むことが正しい姿勢である。

Webテストは勉強すればするほど上がる

Webテストの問題は基本的に大学のセンター試験のように難しいものではなく、簡単なグラフの読み取りやなぞなぞみたいなものである。 しかし時間制約が厳しく、いきなり問題を解こうとするとなかなか解けないことも多い。しかしWebテストの出題パターンはある程度決まっており似たような問題も非常に多い。つまり問題の形式と傾向さえ覚えてしまえばいくら頭が悪くとも高得点をたたき出すことが可能である。 問題なのはやる気があるかないかである。低学歴のものが高学歴のものの足元をすくう事が、ものの2週間も真剣に取り組めばやすやすとできて しまうのである。これを利用する手はない、真剣に取り組もう

何をすれば良い?

これはもうひたすら Webテストテストセンター の問題を解くの1点に尽きる。テストが本格的にはじまる前に、玉手箱、CAB、テストセンター等一通り網羅的にやっておき直前に受ける企業で採用されている問題をもう一度解こう。問題集は最低でも5冊程度はこなそう。解く問題集は何でも良いがSPIノートの会が同じ問題が出る確率が一番高いので直前に解くならばこれがお勧めで、他に評価が高いものとしては就活ネットワーク の本が挙げられる。また本代が高いなどという人がいるが、それはこのWebテストの重みを考えるとナンセンスである。安く済ませたいならば先輩からもらうかAmazonで中古本を頼めばよいだろう。中古だからと言ってそうテスト内容が毎年ころころ変わるわけではないので勉強材料としては申し分ない。

友達の手助けもあり

Webテストは何度も受けることになるので、そう何回も友達に頼むことはできない。しかし、万が一にも失敗しないために志望度が高い場合は優秀な友達の助けを借りて手伝ってもらうのもありである。特に苦手な科目を代わりに受けてもらうと良い。